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がいこつとうのだいぼうけん
骸骨島の大冒険
山本 周五郎
「少年少女譚海」1930(昭和5)年10月~12月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 16,922 字 · 35 页
大襲撃※(感嘆符二つ、1-8-75) 大襲撃※(感嘆符二つ、1-8-75)
「チャアリイ、是ゃどうしたのだ」
覆面をとるとそれはあのメトラス博士だった。駈け込んで来た混血児チャアリイ、
「畜生! 又あの龍介の奴です。あいつは海狼にやられなかったんです。今駆逐艦を二隻と二台の飛行艇を指揮して襲撃して来たのです。もうのがれるすべはありません!」
「よし!」メトラス博士は頷いた。
「ではあのぶん捕ったC・C・D潜水艦で遁げられるだけ遁げてみよう、来い」
そう云うと、メトラスは先に立って、チャアリイを導いた。
大襲撃※(感嘆符二つ、1-8-75) 大襲撃※(感嘆符二つ、1-8-75)
駆逐艦の上では龍介が片手を挙げて、眼で海面を睨んでいた。人々は手に汗を握って龍介の片手が今にも振下ろされるかと待っていた。
「用意!」龍介が叫んだ。
見よ、海水がにわかに泡立ったと見る間に、意外※(感嘆符二つ、1-8-75) 意外※(感嘆符二つ、1-8-75) そこへぬーっと許に一町四方もあろうかと思われる島が、浮上ったではないか。人々は思わず、
「あっ※」と驚嘆の声をあげた、
とたんに島の木蔭からにょきり二門の機関砲が現われた。間一髪、龍介の片手が振下ろされる。