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かまをきずいてしりえたこと
魯山人陶説
北大路 魯山人
北大路魯山人『魯山人陶説』。同一底本的分册已合并为一书。收入:窯を築いて知り得たこと、瀬戸・美濃瀬戸発掘雑感、魂を刳る美、陶芸家を志す者のために、なぜ作陶を志したか、日本のやきもの、私の作陶体験は先人をかく観る、私の陶器製作について、愛陶語録、河井寛次郎近作展の感想、河井寛次郎氏の個展を観る、陶器個展に観る各作家の味、掘出しは病気の元。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 46,780 字 · 98 页
この四人の特色が一々に異なっていることは、固より不思議のあろうはずはないが分けても刮目に価いすることは、小生を別にした四氏が、揃いも揃って在来の茶道的鑑賞を問題にしていないことである。日本的最高所を軽視することである。ここで明白に、無視しているということも、どうかと思われないでもないが、ともかく茶道鑑賞、すなわち美術鑑賞を根幹として樹ち、三、四百年も流れて来ている茶道鑑賞に一向関係がついていない。このことは、それぞれの作品に徴して明白である。
茶道趣味に関係がないとなってみると、そこに何が生まれるかを語る前に、考えねばならぬことは、なぜ茶道鑑賞を取り入れないかということである。得手勝手な臆測を理由として否定しているか、訳もなく食わず嫌いを標榜しているか……それを検討する必要があろう。それがいずれにしても誤謬から生まれている囚われであることは、私どもの眼にはそれとなく察せられる。それもある理由により否定すると明白なものであってみればまだしもであるが、茶道など何となく面倒に感じられるから覗いて見ないまでである……の粗末な感情で茶道鑑賞をうっちゃっている……では残念である。