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あのよからたよりをするはなし
あの世から便りをする話
海野 十三
――座談会から――
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 4,493 字 · 9 页
それから守護神というのが附いて居って、この守護神は青年団の団長みたいに、沢山後からやって来る霊の世話をする。死んだ当時は非常に世の中が暗いが、だんだん修行している中に視力が恢復して来る。つまり夜が夜明けになって昼間になって来るように、だんだん明るくなる。百年も経てば丁度真昼のように四辺が明るくなる。細君もかなり修行したけれども、それでもまだまぶしい位の明るさしかない。そういうようないろいろ話をしまして、その守護神というものに頼めば、大体どんなことでもして呉れる。自分が今あなたに言って居るのも、その守護神の許しを受けて、又その守護神の庇護に依ってあなたに言って居るのだというような話をして、結局私の友達は、未来の世界があることをよく知ることが出来たが、その未来の世界なるものには一向どうも科学者が働いていないように思えた。自分の現在この世でやっている科学というものは、結局どうも無駄なものである。向うの世の中へ行ってやる科学こそ、最も最後的なものである。それから細君と前後六十回も話をしたでしょうか、私も一緒に行けと言われたんですが、遂に私は行かなかった。