轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

それから

それから

夏目 漱石

代助醒来时,脑海里悬着一块木板,随脚步声消失。他总在半夜按着胸口数心跳,思考这跳动的生命到底意味着什么。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 172,794 字 · 347 页

青空文庫

その年の秋、平岡は三千代と結婚した。そうしてその間に立ったものは代助であった。尤も表向きは郷里の先輩を頼んで、媒酌人として式に連なって貰ったのだが、身体を動かして、三千代の方を纏めたものは代助であった。

結婚して間もなく二人は東京を去った。国に居た父は思わざるある事情の為に余儀なくされて、これもまた北海道へ行ってしまった。三千代は何方かと云えば、今心細い境遇に居る。どうかして、この東京に落付いていられる様にして遣りたい気がする。代助はもう一返嫂に相談して、この間の金を調達する工面をしてみようかと思った。又三千代に逢って、もう少し立ち入った事情を委しく聞いてみようかと思った。

けれども、平岡へ行ったところで、三千代が無暗に洗い浚い饒舌り散らす女ではなし、よしんばどうして、そんな金が要る様になったかの事情を、詳しく聞き得たにしたところで、夫婦の腹の中なんぞは容易に探られる訳のものではない。――代助の心の底を能く見詰めていると、彼の本当に知りたい点は、却って此所に在ると、自から承認しなければならなくなる。だから正直を云うと、何故に金が入用であるかと研究する必要は、もう既に通り越していたのである。