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それから

それから

夏目 漱石

代助醒来时,脑海里悬着一块木板,随脚步声消失。他总在半夜按着胸口数心跳,思考这跳动的生命到底意味着什么。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 172,794 字 · 347 页

青空文庫

今いた門野は何処へ行ったか、容易に返事をしなかった。代助は少しまごついて、又三千代の所へ帰って来て、

「今すぐ持って来て上げる」と云いながら、折角空けた洋盃をそのまま洋卓の上に置いたなり、勝手の方へ出て行った。茶の間を通ると、門野は無細工な手をして錫の茶壺から玉露を撮み出していた。代助の姿を見て、

「先生、今直です」と言訳をした。

「茶は後でも好い。水が要るんだ」と云って、代助は自分で台所へ出た。

「はあ、そうですか。上がるんですか」と茶壺を放り出して門野も付いて来た。二人で洋盃を探したが一寸見付からなかった。婆さんはと聞くと、今御客さんの菓子を買いに行ったという答であった。

「菓子がなければ、早く買って置けば可いのに」と代助は水道の栓を捩って湯呑に水を溢らせながら云った。

「つい、小母さんに、御客さんの来る事を云って置かなかったものですからな」と門野は気の毒そうに頭を掻いた。

「じゃ、君が菓子を買に行けば可いのに」と代助は勝手を出ながら、門野に当った。門野はそれでも、まだ、返事をした。

「なに菓子の外にも、まだ色々買物があるって云うもんですからな。足は悪し天気は好くないし、廃せば好いんですのに」