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それから

それから

夏目 漱石

代助醒来时,脑海里悬着一块木板,随脚步声消失。他总在半夜按着胸口数心跳,思考这跳动的生命到底意味着什么。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 172,794 字 · 347 页

青空文庫

この点に関して、代助は我ながら明瞭な計画を拵えていなかった。平岡と自分とを運び去るべき将来に就ても、彼はただ何時、何事にでも用意ありと云うだけであった。無論彼は機を見て、積極的に働らき掛ける心組はあった。けれども具体的な案は一つも準備しなかった。あらゆる場合に於て、彼の決して仕損じまいと誓ったのは、凡てを平岡に打ち明けると云う事であった。従って平岡と自分とで構成すべき運命の流は黒く恐ろしいものであった。一つの心配はこの恐ろしい暴風の中から、如何にして三千代を救い得べきかの問題であった。

最後に彼の周囲を人間のあらん限り包む社会に対しては、彼は何の考も纏めなかった。事実として、社会は制裁の権を有していた。けれども動機行為の権は全く自己の天分から湧いて出るより外に道はないと信じた。かれはこの点に於て、社会と自分との間には全く交渉のないものと認めて進行する気であった。

代助は彼の小さな世界の中心に立って、彼の世界を斯様に観て、一順その関係比例を頭の中で調べた上、

「善かろう」と云って、又家を出た。そうして一二丁歩いて、乗り付けの帳場まで来て、奇麗で早そうな奴を択んで飛び乗った。