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それから

それから

夏目 漱石

代助醒来时,脑海里悬着一块木板,随脚步声消失。他总在半夜按着胸口数心跳,思考这跳动的生命到底意味着什么。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 172,794 字 · 347 页

青空文庫

そうして訴える如くに云った。

「平岡、僕は君より前から三千代さんを愛していたのだよ」

平岡は茫然として、代助の苦痛の色を眺めた。

「その時の僕は、今の僕でなかった。君から話を聞いた時、僕の未来を犠牲にしても、君の望みを叶えるのが、友達の本分だと思った。それが悪かった。今位頭が熟していれば、まだ考え様があったのだが、惜しい事に若かったものだから、余りに自然を軽蔑し過ぎた。僕はあの時の事を思っては、非常な後悔の念に襲われている。自分の為ばかりじゃない。実際君の為に後悔している。僕が君に対して真に済まないと思うのは、今度の事件より寧ろあの時僕がなまじいに遣り遂げた義侠心だ。君、どうぞ勘弁してくれ。僕はこの通り自然に復讎を取られて、君の前に手を突いて詫まっている」

代助は涙を膝の上に零した。平岡の眼鏡が曇った。

「どうも運命だから仕方がない」

平岡は呻吟く様な声を出した。二人は漸く顔を見合せた。

「善後策に就て君の考があるなら聞こう」

「僕は君の前に詫まっている人間だ。此方から先へそんな事を云い出す権利はない。君の考えから聞くのが順だ」と代助が云った。

「僕には何にもない」