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それから

それから

夏目 漱石

代助醒来时,脑海里悬着一块木板,随脚步声消失。他总在半夜按着胸口数心跳,思考这跳动的生命到底意味着什么。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 172,794 字 · 347 页

青空文庫

脊のすらりとした、色の浅黒い、眉の濃い、唇の薄い女である。

「まあ、御掛けなさい。少し話し相手になって上げるから」

代助はやっぱり立ったまま、嫂の姿を見守っていた。

「今日は妙な半襟を掛けてますね」

「これ?」

梅子は顎を縮めて、八の字を寄せて、自分の襦袢の襟を見ようとした。

「此間買ったの」

「好い色だ」

「まあ、そんな事は、どうでも可いから、其所へ御掛けなさいよ」

代助は嫂の真正面へ腰を卸した。

「へえ掛けました」

「一体今日は何を叱られたんです」

「何を叱られたんだか、あんまり要領を得ない。然し御父さんの国家社会の為に尽すには驚ろいた。何でも十八の年から今日までのべつに尽してるんだってね」

「それだから、あの位に御成りになったんじゃありませんか」

「国家社会の為に尽して、金が御父さん位儲かるなら、僕も尽しても好い」

「だから遊んでないで、御尽しなさいな。貴方は寐ていて御金を取ろうとするから狡猾よ」

「御金を取ろうとした事は、まだ有りません」

「取ろうとしなくっても、使うから同じじゃありませんか」

「兄さんが何とか云ってましたか」

「兄さんは呆れてるから、何とも云やしません」