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それから

それから

夏目 漱石

代助醒来时,脑海里悬着一块木板,随脚步声消失。他总在半夜按着胸口数心跳,思考这跳动的生命到底意味着什么。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 172,794 字 · 347 页

青空文庫

その時第一に馳け付けたものは祖父であった。左の手に提灯を翳して、右の手に抜身を持って、その抜身で死骸を叩きながら、軍平確かりしろ、創は浅いぞと云ったそうである。

伯父が京都で殺された時は、頭巾を着た人間にどやどやと、旅宿へ踏み込まれて、伯父は二階の廂から飛び下りる途端、庭石に爪付いて倒れる所を上から、容赦なく遣られた為に、顔が膾の様になったそうである。殺される十日程前、夜中、合羽を着て、傘に雪を除けながら、足駄がけで、四条から三条へ帰った事がある。その時旅宿の二丁程手前で、突然後から長井直記どのと呼び懸けられた。伯父は振り向きもせず、やはり傘を差したまま、旅宿の戸口まで来て、格子を開けて中へ這入た。そうして格子をぴしゃりと締めて、中から、長井直記は拙者だ。何御用か。と聞いたそうである。

代助はこんな話を聞く度に、勇ましいと云う気持よりも、まず怖い方が先に立つ。度胸を買ってやる前に、腥ぐさい臭が鼻柱を抜ける様に応える。

もし死が可能であるならば、それは発作の絶高頂に達した一瞬にあるだろうとは、代助のかねて期待する所であった。ところが、彼は決して発作性の男でない。