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それから

それから

夏目 漱石

代助醒来时,脑海里悬着一块木板,随脚步声消失。他总在半夜按着胸口数心跳,思考这跳动的生命到底意味着什么。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 172,794 字 · 347 页

青空文庫

と請合って帰った。

それから約束通り門野を探しに出した。出すや否や、門野はすぐ恰好なのを見付けて来た。門野に案内をさせて平岡夫婦に見せると、大抵可かろうと云う事で分れたそうだが、家主の方へ責任もあるし、又其所が気に入らなければ外を探す考もあるからと云うので、借りるか借りないか判然した所を、門野に、もう一遍確かめさしたのである。

「君、家主の方へは借りるって、断わって来たんだろうね」

「ええ、帰りに寄って、明日引越すからって、云って来ました」

代助は椅子に腰を掛けたまま、新らしく二度の世帯を東京に持つ、夫婦の未来を考えた。平岡は三年前新橋で分れた時とは、もう大分変っている。彼の経歴は処世の階子段を一二段で踏み外したと同じ事である。まだ高い所へ上っていなかっただけが、幸と云えば云う様なものの、世間の眼に映ずる程、身体に打撲を受けていないのみで、その実精神状態には既に狂いが出来ている。始めて逢った時、代助はすぐそう思った。けれども、三年間に起った自分の方の変化を打算してみて、或は此方の心が向うに反響を起したのではなかろうかと訂正した。が、その後平岡の旅宿へ尋ねて行って、座敷へも這入らないで一所に外へ出た時の、容子から言語動作を眼の前に浮べてみると、どうしても又最初の判断に戻らなければならなくなった。