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それから
それから
代助醒来时,脑海里悬着一块木板,随脚步声消失。他总在半夜按着胸口数心跳,思考这跳动的生命到底意味着什么。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 172,794 字 · 347 页
「じゃ晩なら宜かろう」
「晩は帝国ホテルだ。あの西洋人夫婦を明日の晩帝国ホテルへ呼ぶ事になってるから駄目だ」
代助は口を尖がらかして、兄を凝と見た。そうして二人で笑い出した。
「そんなに急ぐなら、今日じゃ、どうだ。今日なら可い。久し振りで一所に飯でも食おうか」
代助は賛成した。ところが倶楽部へでも行くかと思いの外、誠吾は鰻が可かろうと云い出した。
「絹帽で鰻屋へ行くのは始めてだな」と代助は逡巡した。
「何構うものか」
二人は園遊会を辞して、車に乗って、金杉橋の袂にある鰻屋へ上った。
其所は河が流れて、柳があって、古風な家であった。黒くなった床柱の傍の違い棚に、絹帽を引繰返しに、二つ並べて置いて見て、代助は妙だなと云った。然し明け放した二階の間に、たった二人で胡坐をかいているのは、園遊会より却て楽であった。
二人は好い心持に酒を飲んだ。兄は飲んで、食って、世間話をすればその外に用はないと云う態度であった。代助も、うっかりすると、肝心の事件を忘れそうな勢であった。が下女が三本目の銚子を置いて行った時に、始めて用談に取り掛った。代助の用談と云うのは、言うまでもなく、この間三千代から頼まれた金策の件である。