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それから

それから

夏目 漱石

代助醒来时,脑海里悬着一块木板,随脚步声消失。他总在半夜按着胸口数心跳,思考这跳动的生命到底意味着什么。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 172,794 字 · 347 页

青空文庫

と云った。代助もこれには一寸呆れた。仕方なしに、

「偉いのは知れ切ってるじゃないか」と答えた。

「だって、僕は昨夕始めて御父さんから聞いたんですもの」と云う弁解があった。

誠太郎の云う所によると、昨夕兄が宅へ帰ってから、父と嫂と三人して、代助の合評をしたらしい。子供のいう事だから、能く分らないが、比較的頭が可いので、能く断片的にその時の言葉を覚えている。父は代助を、どうも見込がなさそうだと評したのだそうだ。兄はこれに対して、ああ遣っていても、あれで中々解った所がある。当分放って置くが可い。放って置いても大丈夫だ、間違はない。いずれその内に何か遣るだろうと弁護したのだそうだ。すると嫂がそれに賛成して、一週間ばかり前占者に見てもらったら、この人はきっと人の上に立つに違ないと判断したから大丈夫だと主張したのだそうだ。

代助はうん、それから、と云って、始終面白そうに聞いていたが、占者の所へ来たら、本当に可笑しくなった。やがて着物を着換えて、誠太郎を送りながら表へ出て、自分は平岡の家を訪ねた。

平岡の家は、この十数年来の物価騰貴に伴れて、中流社会が次第々々に切り詰められて行く有様を、住宅の上に善く代表した、尤も粗悪な見苦しき構えであった。