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それから

それから

夏目 漱石

代助醒来时,脑海里悬着一块木板,随脚步声消失。他总在半夜按着胸口数心跳,思考这跳动的生命到底意味着什么。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 172,794 字 · 347 页

青空文庫

と云いながら、附紐を解いて筒袖を左右に開いた。

「こら」

「まだ、そんなものを仕舞っといたのか。早く壊して雑巾にでもしてしまえ」

三千代は小供の着物を膝の上に乗せたまま、返事もせずしばらく俯向いて眺めていたが、

「貴方のと同じに拵えたのよ」と云って夫の方を見た。

「これか」

平岡は絣の袷の下へ、ネルを重ねて、素肌に着ていた。

「これはもう不可ん。暑くて駄目だ」

代助は始めて、昔の平岡を当面に見た。

「袷の下にネルを重ねちゃもう暑い。襦袢にすると可い」

「うん、面倒だから着ているが」

「洗濯をするから御脱ぎなさいと云っても、中々脱がないのよ」

「いや、もう脱ぐ、己も少々厭になった」

話は死んだ小供の事をとうとう離れてしまった。そうして、来た時よりは幾分か空気に暖味が出来た。平岡は久し振りに一杯飲もうと云い出した。三千代も支度をするから、緩りして行ってくれと頼む様に留めて、次の間へ立った。代助はその後姿を見て、どうかして金を拵えてやりたいと思った。

「君何所か奉公口の見当は付いたか」と聞いた。

「うん、まあ、ある様な無い様なもんだ。無ければ当分遊ぶだけの事だ。緩くり探しているうちにはどうかなるだろう」