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それから

それから

夏目 漱石

代助醒来时,脑海里悬着一块木板,随脚步声消失。他总在半夜按着胸口数心跳,思考这跳动的生命到底意味着什么。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 172,794 字 · 347 页

青空文庫

いや笑いたいんだが、世間から見ると、笑っちゃ不可ないんだろう」

「何笑っても構わない。君が僕を笑う前に、僕は既に自分を笑っているんだから」

「そりゃ、嘘だ。ねえ三千代」

三千代は先刻から黙って坐っていたが、夫から不意に相談を受けた時、にこりと笑って、代助を見た。

「本当でしょう、三千代さん」と云いながら、代助は盃を出して、酒を受けた。

「そりゃ嘘だ。おれの細君が、いくら弁護したって、嘘だ。尤も君は人を笑っても、自分を笑っても、両方共頭の中で遣る人だから、嘘か本当かその辺はしかと分らないが……」

「冗談云っちゃ不可ない」

「冗談じゃない。全く本気の沙汰であります。そりゃ昔の君はそうじゃ無かった。昔の君はそうじゃ無かったが、今の君は大分違ってるよ。ねえ三千代。長井は誰が見たって、大得意じゃないか」

「何だか先刻から、傍で伺がってると、貴方の方が余っ程御得意の様よ」

平岡は大きな声を出してハハハと笑った。三千代は燗徳利を持って次の間へ立った。

平岡は膳の上の肴を二口三口、箸で突っついて、下を向いたまま、むしゃむしゃ云わしていたが、やがて、どろんとした眼を上げて、云った。