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インテリのかんしょう
インテリの感傷
「文藝春秋 第二七巻第三号」1949(昭和24)年3月1日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 4,720 字 · 10 页
転換すべき時にお茶を濁し、無役な人員をかゝえて、人員のために無用な役務をでっちあげて失業者なきことを是専一とつとめていたところで、進歩や改良の行われる筈がないではないか。
進歩改良には必然的にクビキリが伴うべきものであるから、政策の重点の一つは、整理された人員の職業転換という対策でなければならぬ。シャニムニ、クビキリ反対をお題目的に唱える共産党の在り方ほど、保守反動的なものはない。
ともかく、現在、保守政党とよばれている政党には、現実に即した進歩的な政策がある。機構を改良し、人員を整理し、失業人口をたとえば土木方面へ向けて、観光日本の建設をはかるという。この方が共産党よりも、はるかに現実的であり、進歩的な方法なのである。
クビキリ反対を唱える共産党が、かりに政権をとったとして、人員を整理し、機構を改良せずに、我々の生活水準を向上せしめる魔法的方法があると思っているのだろうか。ただ単に搾取階級がなくなったぐらいで、この狭小にして資源の乏しい国土から、多くのものは決してもたらされはしないのだ。
日本の共産党はクビキリ反対を唱えるばかりで、積極的な建設案を持っていない。