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インテリのかんしょう
インテリの感傷
「文藝春秋 第二七巻第三号」1949(昭和24)年3月1日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 4,720 字 · 10 页
なぜ建設に協力しないのか。クビキリ反対という保守反動的方法の代りに、整理人員を就労せしむべき建設的方法について、何らの策も施す能力がないではないか。
現実の日本に於て、最も保守反動的なものは、共産党であり、保守党とよばれているものが、むしろ進歩的政党であることを知る必要があろうと思う。現実に即して進歩改良をもとめる精神は、常に進歩的なものである。遊休邸宅の開放などゝいう消極的な方法をカンバンにするようでは、とても大いなる進歩改良は見込みがない。耐震耐火、一切電化された文化的大アパートを日本全地に建てる、ぐらいの構想がなくて、どうなるものか。日本人を一様の貧乏人にひき落す代りに、高度の文化人に、文化的生活者に高めるための方策が大切なのである。
私はだいたい、政党に従属する政党人は、すでに自由人ではないから、公人としても失格しているものだと考えている。党の政策に対しても、自主的に判断して行動すべきもの、その自由のない政党は落第で、したがって、日本の政党は、共産党は第一に、然し、すべてが落第だと思っている。日本の政党政治家は、自由人ではないのである。
政治家の資格審査は、いかなる政策に賛成したか、反対したか、によって定まるべきものだろう。