轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ジャーナリズムのこうろ

ジャーナリズムの航路

宮本 百合子

「日本読書新聞」1949(昭和24)年10月26日号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 2,842 字 · 6 页

青空文庫

外国人は日本の現実についてあるとおりに見ることができ、語ることができ、書くこともできる。当然であるその条件を、日本の人民自身が日本について語る場合、自分たちの運命について主張する場合にも持ってゆくためにこそ、ジャーナリズムは、ある甲斐のあるものでなければなるまい。ジャーナリスト自身とくに日本のジャーナリストとしてこの点にどんな熱意がもたれているだろうか。わたしは、この点についてほんとに知りたい。わたしたちの未来への設計としてそのところが知りたい。

出版危機という表現で出版界の再編成、より大きくつよい企業へのふるいわけがはじまってから、雑誌は、大部分、編集の上にそれぞれ販売面からのもがきを示した。テラス、ロマンス類が、もとの軍情報部に働いていた人をやとい入れて、戦時秘史だの反民主的な雰囲気を匂わせはじめると、その風潮は無差別にぱっとひろがって二・二六事件記事の合理化された更生から文学にまで波及し「軍艦大和」のように問題となる作品をうんだりした。

時期をひとしくして、天皇の一族とその宮中生活について、あれやこれやの記事がはやりはじめた。天皇が若い皇太子としてフランスに行っていたころの平民的な思い出話。