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ソヴェトろうどうしゃのかいほうされたせいかつ
ソヴェト労働者の解放された生活
宮本 百合子
「文学新聞」1931(昭和6)年11月10日特別記念号
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 3,524 字 · 7 页
クラブは、都会の労働者クラブと同じだ。そこでいろいろ勉強が出来る。音楽サークル、文学サークル、演劇サークル、赤色救援会の組織などがある。五ヵ年計画でキネマ館が一万五千三百軒から八万七百軒にふえる。ラジオは四百万人が聴くようになる。
実際、ソヴェト同盟は働く者の国だ! 芝居、音楽会、キネマなんかを見るのに、労働組合員は半額だ。
毎年盛んなメー・デーのデモが行われるが、翌日五月二日の祭りには、あらゆる興行物が無代でスッカリ勤労大衆のために解放されるのだ。
そして丈夫に
医業国営=誰でも無料で診察をうけ、入院出来るようにというのがソヴェト同盟の理想だ。
集団農場、工場は診療所をもっている。傷害保険、養老保険は、手前の賃銀からサッ引かれることはない。国家が負担する。一年一ヵ月ずつ給料つきの休暇を貰って、「休みの家」へ休みに行く。昔の美しい離宮、ブルジョアの大別荘が、今は楽しい勤労大衆の休み場所になっている。
〔一九三一年十一月〕