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ソヴェトぶんだんのげんじょう
ソヴェト文壇の現状
宮本 百合子
「綜合プロレタリア芸術講座 第一巻」内外社、1931(昭和6)年5月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 28,896 字 · 58 页
帝国主義国の社会に対する、最も実践的な歴史的主張なのだ。
計画は大きい。真剣な努力がいる。
一九二八・九年の新経済年度から、ソヴェトでは大じかけに日常生活プログラムの建て直しがはじまった。能率増進のために、五日を一週間とする「間断なき週間」制が実施された。
労働の規律のために、工場内の酔っぱらい、ノラクラ者は厳重に仲間から批判され、往来で、火酒の瓶をズボンのポケットからはみ出させながらフラついてる者は、ごくたまにしか見られなくなった。
キネマの映写幕に、見る。ヴォルガ河の沿岸に組織されかけている大集団農場の有様を。どうだ! ドニェプル発電所の雄大な建設工事は!
フフフフ。昼休み、工場の日向でラジオをききながら『労働者新聞』をよんでたミーチャが、仲間の横腹を肱でついた。
――ウム! 見ろ。こういかなくっちゃならない。いつだね? 俺たちんところでは?
ミーチャのよんでいる労働者新聞には官僚主義撲滅の一般集会で、やり玉にあげられた官僚主義の工場委員が、顰めっ面してさすがバツわるそうに写真にとられている。
官僚主義撲滅は、どこまでも、どこででも行われた。