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マルクスしゅぎとゆいぶつろん
マルクス主義と唯物論
三木 清
「思想」1927(昭和2)年8月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 21,739 字 · 43 页
的・人間的活動、実践として把握されず、主観的に把握されないことである***。」いわゆる「純粋なる唯物論者達」は、人間を静的、観照的存在として分析し、分解する。これに反してマルクス主義にとっては、生産行為――人間相互と自然との材料交換行為――が、人間の存在の、生活の、意識の基底である。「初めに行為があった」(Am Anfang war die Tat)、それ故に人間は思惟する前に行為していた、――これがマルクス主義的唯物論の根柢である。
* Nachlass, ※(ローマ数字2、1-13-22), 238-239
** Das Kapital, ※(ローマ数字1、1-13-21), S. 336 Anm※(グレーブアクセント付きE小文字)rkung.
*** Die Thesen ※(ダイエレシス付きU小文字)ber Feuerbach, ※(ローマ数字1、1-13-21).
従来の唯物論はあたかも右の欠陥の故に、それの上に立つ変革的実践は単にユートピアを描くにとどまり、あるいはそれ自身は現存の世界の革命的変革に到ることなく単にイデオロギーの理論的変革を要求するにとどまった。