轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
在线阅读斎藤 茂吉《万葉秀歌(まんようしゅうか)》,假名注音日语阅读。JLPT N2,点词查义。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 213,820 字 · 427 页
巻第七
一首は、若し奈良に残して来た嬬も一しょなら、二人で聞くものを、沖の渚に鳴いて居る鶴の暁のこえよ、何とも云えぬ佳い声よ、という程の歌である。なぜ私は此一首を選んだかというに、特に集中で秀歌というのでなく、結句が「鳴くなる鶴の暁のこゑ」の如く名詞止めであるのみならず、後世新古今時代に発達した、名詞止めの歌調が此歌に既にあって、新古今調と違った、重厚なゆらぎを有っているのに目を留めたゆえであった。なお、巻十九(四一四三)に、「もののふの八十をとめ等がみまがふ寺井のうへの堅香子の花」、巻十九(四一九三)に、「ほととぎす鳴く羽触にも散りにけり盛過ぐらし藤浪の花」という歌の結句も、上代の古調歌には無い名詞止めの歌である。
巻第七
○
春日山おして照らせるこの月は妹が庭にも清けかりけり 〔巻七・一〇七四〕 作者不詳
作者不詳、雑歌、詠レ月である。一首の意は、春日山一帯を照らして居る今夜の月は、妹の庭にもまた清く照って居る、というのである。作者は現在通って来た妹の家に居る趣で、春日山の方は一般の月明(通って来る道すがら見た)を云っているのである。