轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ゆうじょうにかんけいあるエッセイ

友情に関係あるエッセイ

戸坂 潤

「改造」1941(昭和16)年2月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 8,236 字 · 17 页

青空文庫

私は友人の去就に依存して一喜一憂する方ではない。或る瞬間に友人の性格がガラリと変ったなどと信じ込む一種の精神病は私とは縁遠い。だがそれにも拘らず、友人というものには私は絶大の興味を持っている。友情を頼みとはしないが、友人がどうしているかということは、一等面白い思索だ。之が一等私にとって気になることだ。

まず友人に遭えば、私は、君はこの頃何をしているか、と尋ねる。何を職業としているか、どういう仕事に従事しているか、と訊ねるのである。他処他処しい友達甲斐のない質問であるが、遺憾ながらこういう儀礼を欠くとこの頃は現実の不便を生じるのだ。それ程この頃は友人達の生活に変化が多いのである。尋ねて見て感心することには――但し決して驚かないのだが――どの友人もどの友人も、相当の就職口があって毎日忙しくて暇がないという返答である。一躍一流会社の支店長級になり済したもの、庶民から一遍に新設官庁の役人に立身したもの、浪人から一足飛びに重役室の主人公となった者、新聞社や雑誌社の尤もな処へ目出たくおさまった者が〔多く?〕、今では曽つての文化的貧民などは地を払って無いのである。