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じょしきょういくのもくてき

女子教育の目的

大隈 重信

「をんな 第五卷第五號」大日本女學會、1905(明治38)年5月15日

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 5,311 字 · 11 页

青空文庫

然るに忽ちその巧妙なる兵器軍艦、それから軍隊の組織というようなものを、彼の長を採ってことごとくこれを良いものにしたのである。

ところで婦人が相当の地位を占めておるに拘わらず、婦人の教育というものは、中以上の婦人こそ相当の教育を受けたけれども、もう中以下になると教育を受けない者もある。けれども小学教育は男子と女子とが同一の教育を受ける。すべて貧富貴賤を論ぜず同一の学校に於て同一に教育する。富める者も貧しい者も皆国民である。等しく人間であり日本国民である以上は、人類として国民として学ぶということは同一にすべきである。それ故に小学は皆同一に教育し、中学以上が区別せられておる。今日に比ぶれば不十分ではあったが、昔からそういうやり方であった。それが支那の如く男女七歳にして席を同じうせずとかいう教義から行っては、とても成立たぬことであるが、日本では法律を以て男女同一に国民教育を定めてある。これが日本の一つの特色で、支那の儒教的とか、印度の宗教的とか、いろいろ頑冥なものが日本に少なかったために、日本は古来女子を苦しめていなかったという事がわかるのである。ただ昔は女子の教育は不十分であった。