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じょせいしゅうひょう

女性週評

宮本 百合子

「東京朝日新聞」1940(昭和15)年6月20、29日号、7月6、13、20日号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 3,173 字 · 7 页

青空文庫

それは不良青年に対する警告である。けれども息子たちの母は同じ意味で不良な娘への警告もよみとっているのではなかろうか。不良な男女は根絶され難い。親は何をよりどころとして子供らを信じ、若い娘は自身にどんなよりどころを見出したらよいのか。虫が好かない、というしゃれた表現を日本人は持っている。人間を直感するこの虫の好みが高められ明瞭になりさえすれば、誘惑というきまりの悪い言葉は可愛い娘たちのぐるりから消えるのである。

日本一健康児

日本一の健康児弘君と小枝子さんのすくすくとはぐくまれた体と心の心持よさ。よろこび溢れている親御さんたちの笑顔、誰しもこの少年少女の前途を祝福してやりたい。

今年第十一回目であれば、第一回の日本一たちはもう二十三四歳になっていよう、どんな環境と状態で嘗ての日本一健康児たちは今日を生活しているだろうか。それが知りたい。

人間の成長と環境との関係を真剣に考える人々は、お祝の儀式がすんだ後の永い歳月を子供たちがいかに閲して行くかという人生の事実にこまやかな視線を向けずにはいられまい。

目に余る贅沢

金銀の使用がとめられている時代なのにデパートの特別売場の飾窓には、金糸や銀糸をぎっしり織込んだ反物が出ていて、その最新流行品は高価だが、或る種の女のひとはその金めだろう