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しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
「少年倶楽部」1931(昭和6)年8月号~1932(昭和7)年6月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 110,920 字 · 219 页
一同は六時にそこを出発した。家を出てから四日目である、早くるすいの友の顔を見たい、帰心矢のごとく、午後の三時ごろにはもう家をさること一マイルのところへやってきた。ヴィクンヤは一同がかわるがわる二つの仔をだいてやったので、柔順についてきた。
このときドノバン、ウエップ、グロースの三人は、他の四人より一町ばかり前方を歩いていたが、とつぜん後隊をふりむいてさけんだ。
「気をつけイ」
ゴルドン、イルコック、バクスター、サービスはすぐに武器をとりだして身がまえた。とたんに、かれらは前面の森から殺奔しくる、一個の巨獣を見た。
「なんだろう」
「なんだろう」
みながひとみを定めようとするまもあらせず、サービスは風をきってヒュウとばかりに飛び弾を投げた。ねらいをあやまたず、縄は怪獣の足にからみついた。からまれながら怪獣は、死に物ぐるいの力を出して、縄のはしを持っているサービスをひきずりひきずり、森のほうへ逃げこもうとあせった。それはじつにおそろしい力である。サービスはさけんだ。
「みんなきてくれ」
ゴルドン、イルコック、バクスターの三人は走りよってサービスに力をそえ、縄のはしを大木の幹にしばりつけた。