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いけぶくろのみせ

山之口貘詩文集

山之口 貘

山之口貘『山之口貘詩文集』。同一底本的分册已合并为一书。收入:池袋の店、沖縄帰郷始末記、おきなわやまとぐち、声をあげて泣く、詩とはなにか、装幀の悩み、つまり詩は亡びる、夏向きの一夜、野宿、暴風への郷愁、私の青年時代、ダルマ船日記、チャンプルー。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 44,477 字 · 93 页

青空文庫

を出したが、『思弁の苑』に新作の詩を十二篇加えたのがそれである。

敗戦後まもなく、八雲書店から『山之口貘詩集』を再版することになったとき、手許にその本がなく、古本屋から古本屋を探し回っても見つからないので、「八雲書店から出る詩集で返すから」と、友人のところから借りて来た詩集をつぶして原稿にしたのである。しかし、装幀のことについては例によってまた困った。出来たものを見ない限りは合点がいかないのである。従って、合点がいかないまま誰かに頼むということも、ぼくにとって困難なことなので、装幀のことは後回しに考えることにしたのである。

山雅房から出した詩集には、ぼくの意志でないのが、そのていさいのなかに混っているのだが、八雲書店からの再版に際してそれをあらためることにした。第一、目次のところにある作品番号が、いかにももったいをつけたみたいである。それから、夏の着物の柄みたいな扉の感じも気に入らないし、自分の肖像写真も、気のすすまぬままいれてしまったものである。それらのことは、当時の山雅房と関係深かった平田内蔵吉氏の考えに任かせたもので、ぼくとしては賛成し兼た事柄だったからなのである。