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ばくまついしんかいこだん
幕末維新懐古談
高村 光雲
07 彫刻修業のはなし
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 2,782 字 · 6 页
梨子地には、焼金、小判、銀、錫、鉛(この類は梨子地の材料で金と銀とはちょっと見て分り兼ねる)。
塗りにも、塗り方は、堅地と泥地とあって、堅地は砥粉地と桐粉地とあり、いずれも研いで下地を仕上げるもの。上塗りは何度も塗って研磨して仕上げるものです。泥地は胡粉と膠で下地を仕上げ、漆で塗ったまま仕上げ、研がないのです。泥地でも上物は中塗りをします。
箔にも種類があって、一つの製品を金にするにも金箔を使うのと、同じ金であっても、金粉を蒔いて金にするのと二色ある。
箔についても、濃色があり、色吉がある。中色、青箔、常色等がある。その濃色は金の位でいうとヤキ金に当る。色吉が小判で、十八金位に当る。それから段々十二金、九金というように銀の割が余計になって来る。
箔の大きさは普通三寸三分、三寸七分、四寸である。厚さにも二枚掛け、三枚掛けと色々ある。これは私が仏師になった時代のことだが、今日ではいろいろの大きさの箔が出来ていて調法になっています。
彩色にも、いろいろあります。極彩色、生け彩色、俗にいう桐油彩色など。その彩色に属するもので、細金というのがある。これは細金で模様を置くのである。