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よろこばしきちしき
悦しき知識
深瀬 基寛
――停年講義(昭和三十三年九月十六日)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 16,972 字 · 33 页
の発生する場所、というんだそうです。これはまあごく気象学的というか、物理学的な定義でありますけれども、この言葉はですね、大体 face というのは面なんでしょ、おもてが inter ――中――にあるんですからこれはピカソの女の顔みたいなものです。何※やこう顔が外にあるやら二重になっているやら、顔を裏むけたといいますか、我々の顔の皮をめくって裏むけるんです、袋をさかさまにしたような、内を外―― inside out, outside in ――こういうような妙な字なんです。矛盾した字、こういう矛盾的境地に、今の詩人も数学者もそういうものにみな捲き込まれていると思うんです。つまりこの Poetic Process の著者の説明によりますと、こういう意見なんです。これは詩人あるいはミスティーク、あるいは宗教家、数学者の、本当の内側の心を、こういう風に言ってるんです。人間と自然、あるいは主観と客観といってもいい、人間と自然とがそこで出会い、互いに抱擁する場所、抱き合う場所、命あるいは life といいますか、naked life 赤裸々の命、かざりけも何もない、life, naked life ――赤裸々の命というものはこの interface において発生する。