轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

けんせいのほんぎをといてそのゆうしゅうのびをなすのみちをろんず

憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず

吉野 作造

「中央公論」中央公論社、1916(大正5)年1月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 85,839 字 · 169 页

青空文庫

歴史的社会的の権威を自らに固有する貴族などが、同時に実力において高等の人才であり、しかして彼らが集まって民衆を指導するの任に当る時に、民衆は喜んでその指導に服するものである。独逸がかの如く制度の上において民本主義の徹底的実現を妨げておりながら、しかもよく国運の隆々たるは、上は皇族より貴族富豪の末に至るまで、彼らが悉く社会的に歴史的に優等階級たるのみならず、その実力においてまた優等階級として平民の敬意を集めて居るが故である。憾むらくは我が国においては、社会的歴史的の優等階級は必ずしも実力の優等階級ではない。これ已に社会の一欠陥である。しかも実力の優等階級もまた多くは謙遜って民衆の友、民衆の僕たることを甘んぜない。それ更に大いなる社会の欠陥である。予は憲政の健全なる進歩のため、否社会国家の興隆のために、深く少数賢者の反省を求めたい。殊に貴族富豪の大いに反省して自ら治むるのみならず、またその子弟の教育に真面目に注意するところあり、以て国家の優遇に応うるところあらん事を望まざるを得ない。

第三に更に一歩を進めてこういう批難をする人もある。曰く民本主義は一般人民の意嚮を重んずるというけれども、しかし一般人民の意嚮、即ちいわゆる「民意」