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さんじょうのうた

日本プロレタリア文学集・39 プロレタリア詩集(二)

今村 恒夫

今村恒夫『日本プロレタリア文学集・39 プロレタリア詩集(二)』。同一底本的分册已合并为一书。收入:山上の歌、死ぬる迄土地を守るのだ、手、鋼鉄、歩哨戦、アンチの闘士、プチロフ工場。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 5,360 字 · 15 页

青空文庫

署長とパイ公が殺された。殺された屍をふむける殴る思うさま憤怒を叩きつける――どっと打ち上る勝鬨の烽火――

デモダデモダ――口々に云った。組合の闘士が立って激励演説をおっ始めた。

リンカンなしの演説だ――火のような熱弁、弾丸のような言葉俺達は外へ流れ出た。――腕を組んで地主の家へ押し出した。

――あわてた地主は手を合せた――

――訴訟は命にかけても取下げる――血の気のない顔ふるえ声――

今更とり下げるも糞もあるもんか

勝手にさらせ――吸血魔――

たける狂った群衆――そして地主も瞬く間に冷たくなった

ふむける殴るここでも同じくくり返す。――

再び打ち上った勝鬨の烽火――

其夜――

村にはバリケードが築かれた。――

竹槍がそがれ小石が山程あつまった

俄づくりの見張がはられそこでは篝火がもえていた。

蓆旗――神経を尖らして往来する同志達――

俺達は各々部署についていた

一人残らず俺達はみんな云っていた。俺達が米をつくるのだ。彼奴等が米を奪うのだ。俺達は食えぬのだ。税金と肥料と土地代と、――百姓はやって行けぬのだ。そして俺達は食えぬのを食えぬと云う事すら出来ぬのか俺達は――

土のためにたたかうのだ――