轻松读懂日语经典作品
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はるのよる
春の夜
护士讲述她曾经照顾的一个家庭:患肺病的姐弟、古怪的女隐居,以及长满木贼的庭院。这个春夜的故事,透着说不清的诡异。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 2,514 字 · 6 页
これは近頃Nさんと云う看護婦に聞いた話である。Nさんは中々利かぬ気らしい。いつも乾いた唇のかげに鋭い犬歯の見える人である。
僕は当時僕の弟の転地先の宿屋の二階に大腸加答児を起して横になっていた。下痢は一週間たってもとまる気色は無い。そこで元来は弟のためにそこに来ていたNさんに厄介をかけることになったのである。
ある五月雨のふり続いた午後、Nさんは雪平に粥を煮ながら、いかにも無造作にその話をした。
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ある年の春、Nさんはある看護婦会から牛込の野田と云う家へ行くことになった。野田と云う家には男主人はいない。切り髪にした女隠居が一人、嫁入り前の娘が一人、そのまた娘の弟が一人、――あとは女中のいるばかりである。Nさんはこの家へ行った時、何か妙に気の滅入るのを感じた。それは一つには姉も弟も肺結核に罹っていたためであろう。けれどもまた一つには四畳半の離れの抱えこんだ、飛び石一つ打ってない庭に木賊ばかり茂っていたためである。実際その夥しい木賊はNさんの言葉に従えば、「胡麻竹を打った濡れ縁さえ突き上げるように」