轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
うたよみにあたうるしょ
歌よみに与ふる書
正岡 子規
歌よみに与ふる書「日本」日本新聞社、1898(明治31)年2月12日<br> 再び歌よみに与ふる書「日本附録週報」1898(明治31)年2月14日<br> 三たび歌よみに与ふる書「日本」日本新聞社、1898(明治31)年2月18日<br> 四たび歌よみに与ふる書「日本」日本新聞社、1898(明治31)年2月21日<br> 五たび歌よみに与ふる書「日本」日本新聞社、1898(明治31)年2月23日<br> 六たび歌よみに与ふる書「日本」日本新聞社、1898(明治31)年2月24日<br> 七たび歌よみに与ふる書「日本」日本新聞社、1898(明治31)年2月28日<br> 八たび歌よみに与ふる書「日本」日本新聞社、1898(明治31)年3月1日<br> 九たび歌よみに与ふる書「日本」日本新聞社、1898(明治31)年3月3日<br> 十たび歌よみに与ふる書「日本」日本新聞社、1898(明治31)年3月4日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 17,419 字 · 35 页
新奇なることを詠めというと汽車、鉄道などいういわゆる文明の器械を持ち出す人あれど大に量見が間違い居候。文明の器械は多く不風流なるものにて歌に入りがたく候えども、もしこれを詠まんとならば他に趣味あるものを配合するのほか無之候。それを何の配合物もなく「レールの上に風が吹く」などとやられては殺風景の極に候。せめてはレールの傍に菫が咲いて居るとか、または汽車の過ぎた後で罌粟が散るとか薄がそよぐとか言うように他物を配合すればいくらか見よくなるべく候。また殺風景なるものは遠望する方宜しく候。菜の花の向うに汽車が見ゆるとか、夏草の野末を汽車が走るとかするがごときも殺風景を消す一手段かと存候。
いろいろ言いたきまま取り集めて申上候。なお他日詳かに申上ぐる機会も可有之候。以上。月日。〔『日本』明治三十一年三月四日〕