轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ぼこうふっこう

母校復興

佐々木 邦

「現代」大日本雄辯會講談社、1926(大正15)年10月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 6,891 字 · 15 页

青空文庫

尚お一言附け加えて置きますが、もし諸君が不明の病症で殪れた場合は御遺族の方から御一報次第参上、執刀の労を吝まない積りであります」

と言って、三浦君は着席した。気味の悪い男だ。それでも拍手が起った。

「次」

「犬も歩けば棒に当ると申しますが、私は旅行中偶然今晩の会に出席が叶って光栄至極に存じます。田舎にいますと、同窓の諸君にお目にかゝる機会が殆ど絶対にありません。十年ぶり二十年ぶりの方が今晩は多いです。さて、私の仕事は製造業に属しますが、甚だ厄介な品物でお話になりません。室蘭の製鋼所で大砲を拵えています。日本も輓近この方面が長足の進歩を遂げました。舶来品に劣らないものが出来ます。もし御入用なら同窓の誼みをもって何本でも格安にお引き受け致します」

とこの男は大喝采を博した。こんな具合に二十何名のものが順繰りに喋って和気靄々たるところへ、

「プル/\」

と鼻を鳴らして、校長が立ち上った。

貧乏な私立中学が卒業生を年度別に駆り集めて懇親会を開き会費不要と断って晩餐を饗するには魂胆がある。学校は学問を教え徳育を授けるところだ。もし何か食わせるようなら警戒を要する。