轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ちょうないのにてんさい
町内の二天才
「キング 第二九巻第一四号」1953(昭和28)年12月1日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 12,836 字 · 26 页
生きながら幽霊の執念がこもってまさア。凄いの、なんの。見てるだけでゾオーッとしますよ。にわかに逆上して、マキ割りをふりかぶって、一家殺しをやらなきゃアいいがね」
「フーン。穏やかじゃないね」
「ええ、も、穏やかじゃありません。ワタシャ心配でね。ついでにこッちへ踏みこまれちゃ目も当てられない。猛犬をゆずりたがってるような人はいませんかなア」
床屋は噂の発祥地。申分のない地の利をしめているから、源サンの流言はたちまち町内にひろがった。おくればせながら金サンの耳にもとどいたから、
「ウーム。このデマは源次の野郎が張本人にきまっている。よーし。覚えてやがれ。今に仕返ししてやるから」
金サンは大そう腹をたてた。
易者にたのんで豆名人を探すこと
魚屋の裏に金サンの家作があって、トビの一家が店借りをしている。そのまた二階を間借りしているのが天元堂という易者であった。天元堂は窓の下に日々カサを増していくマキの山を見るにつけて、これをなんとか安く買って一モウケしたいものだと思った。一日魚屋を訪れて、
「旦那、裏のマキはモッタイないね。旦那のことだから、あれを売って商売なさる筈はないが、どうでしょうね。