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しゃかいじひょう
社会時評
戸坂 潤
「文藝春秋」1933(昭和8年)年6月~1937(昭和12)年5月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 195,408 字 · 380 页
とか、「時局の重大性に反省せるもの」とか云ったような××××な動機や(流石に之はあまり多くない)、「家庭愛によるもの」とか「教誨指導によるもの」とかいう×××××なのを初めとして、色々尤もらしく挙げられているが、今問題になるのは、「××による反省者」未決一〇四名、既決二七名という項目である。
××と云っても併し何も×××生活だけを考えてはならない。それに先立つ非合法的で非衛生的な往々数カ月に及ぶ×××生活を、まず考えて貰わなければならないのだ。結局何でもないことで一月位は××される。
処分なら裁判を仰ぐことも出来なくないが(それも大抵間に合わないが)、××の連日蒸し返しでは、手も足も出ない。三畳程の部屋に十数人も押し込められて眠ることも出来ないでいる内に、いつか勤め先は首になっているという始末で、こういう××は、なる程「反省」させるのに充分効果的かも知れない。そこで××によって反省させるという、人を×××世間を××××た手段が考察される。転向すれば出してやる、転向しないなら××までも出して××××という×が之である。
精神病院や癩病院に、こうした治療法のないのは誠に遺憾である。