轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

はなしのたね

話の種

寺田 寅彦

「東京朝日新聞」1907(明治40)年9月~1908(明治41)年10月(不定期88回連載)

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 32,082 字 · 64 页

青空文庫

植物標本の保存

植物を保存する時に一番物足らず思う事は美しい緑が褪めてしまうことである。この緑色をそのままに保存する法については色々試験をした人がある中に、数年前トレール博士は次の法を発表した。すなわち醋酸銅を醋酸に溶かしたものに植物を浸せば、葉緑素と銅との化合で不変の緑色素が出来るというのである。近頃更に発表したところによれば、この溶液を熱して沸騰しつつある時に用いる方がよいそうである。

(明治四十一年五月六日『東京朝日新聞』)

七十七

人を載せる紙鳶

昔鎮西八郎が大紙鳶にその子を縛して伊豆の島から空に放ったというのは馬琴の才筆によって面白く描かれているが、ここに述べるのは昨年の暮北米での話である。大きな紙鳶に中尉某を載せて地上百六十八フィートの処まで上げたそうである。この紙鳶は蝶の羽根を立てたような形の小さい紙鳶を三千四百個ほど組合せて風を受ける表面を多くしたものである。

回々教と新月形

回教では新月形を記章とする事あたかも基督教の十字架のごとくである。これは無論三日月に象ったものだろうと思われていたが、だんだん調べてみるとそうでない。