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「ふんしょじだい」のしゅつげん
論理とその実践――組織論から図書館像へ――
中井 正一
中井正一『論理とその実践――組織論から図書館像へ――』。同一底本的分册已合并为一书。收入:「焚書時代」の出現、生まれ変った赤坂離宮、国立国会図書館について、知識と政治との遊離、地方文化運動報告、図書館法楽屋話、図書館法の成立、野に山にかかる虹の橋、民族の血管、「良書普及運動」に寄せて、機構への挑戦、巨像を彫るもの、国立国会図書館、集団文化と読書、実践について、組織としての図書館へ、地方の青年についての報告、聴衆0の講演会、図書館法ついに通過せり、図書館法と出版界、歴史の流れの中の図書館。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 57,021 字 · 120 页
国会図書館の綜合目録、(全国の図書館の目録を一カ所にうつしとるという二十五年計画)のような問題、また全国納本の目録カードを印刷して、全国図書館に安い値段で流す印刷カードの問題などはそのあらわれである。国会図書館は二十七の支部図書館(各省及び司法図書館、上野図書館、東洋文庫、静嘉堂文庫、大倉山精神文化図書館等)があって、四百万冊の本があるが、G・H・Qあたりから私の処に電話で問い合わせがあると、二十分間もすれば、十本の電話がこの二十七の図書館網になげかける問い合わせで、本が出て来る。これなどは、一つのインフォーメイション・センターのあらわれである。
この機能では図書室、蔵書よりも、カードの精密な整備こそが大切なのである。ここでは読むことは、読む場所のスペースとか本の量を問題とするよりも、読む働きであり、読む機能を問題とするのである。カッシラーのいう「実体概念より機能概念へ」という考え方は、今正に、図書館界にあらわれたる新しい動向である。農林省にまだ図書室のなかった時、近藤康男氏を中心とする調査局、渉外局、八つの研究所を打って一丸とする調査網は、それは図書課として、我館のアメリカ官庁出版物の五〇パーセントを読んだのであった。