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「ふんしょじだい」のしゅつげん
論理とその実践――組織論から図書館像へ――
中井 正一
中井正一『論理とその実践――組織論から図書館像へ――』。同一底本的分册已合并为一书。收入:「焚書時代」の出現、生まれ変った赤坂離宮、国立国会図書館について、知識と政治との遊離、地方文化運動報告、図書館法楽屋話、図書館法の成立、野に山にかかる虹の橋、民族の血管、「良書普及運動」に寄せて、機構への挑戦、巨像を彫るもの、国立国会図書館、集団文化と読書、実践について、組織としての図書館へ、地方の青年についての報告、聴衆0の講演会、図書館法ついに通過せり、図書館法と出版界、歴史の流れの中の図書館。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 57,021 字 · 120 页
それは各課が、各々独立の目録と函架と索引の伝統をもっていたからであった。
マックリーシュ氏は、これ等の批判をするべく小委員会を組織した。この委員会は、五カ年営々とキタンなく批判し、それは極秘にされて、マックリーシュ氏の手許に握りしめられていた。
整理が受入れに追付けないこと、立法リファレンスに専門家が欠けていること、図書館員の俸給が甚だしく低いこと、行政手腕のある職員が欠けていること等々の結論は、マックリーシュ氏の胸の中に、深い傷としてえりこまれたのである。
そこで彼は、副館長のもとに、整理の全組織を統一せしめる大手術を加えた。そして、事務局の理事に有能の士ベルナール・クラップ氏(現副館長)を据えて、全体を精密機械の如く組織化したのである。
かくして、全く面目一新して、「この戦いに勝ったのは国会図書館の能率化にある」と人をしていわしめる、集団組織にまとめあげていったのである。
顧みれば、遠く我が館の組織も、このマックリーシュ氏の汗の代償の結論としての組織の上に成立しているというべきである。来日の四年前、この機能化の努力の真只中にあったクラップ氏が、図書館協会のブラウン氏と共に協力せられて、我が国立国会図書館は出来上ったのである。