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「ふんしょじだい」のしゅつげん

論理とその実践――組織論から図書館像へ――

中井 正一

中井正一『論理とその実践――組織論から図書館像へ――』。同一底本的分册已合并为一书。收入:「焚書時代」の出現、生まれ変った赤坂離宮、国立国会図書館について、知識と政治との遊離、地方文化運動報告、図書館法楽屋話、図書館法の成立、野に山にかかる虹の橋、民族の血管、「良書普及運動」に寄せて、機構への挑戦、巨像を彫るもの、国立国会図書館、集団文化と読書、実践について、組織としての図書館へ、地方の青年についての報告、聴衆0の講演会、図書館法ついに通過せり、図書館法と出版界、歴史の流れの中の図書館。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 57,021 字 · 120 页

青空文庫

熟知した、しかも荒い構造の簡単な仕組みのものでなければならない。そして大切なことは、この「例」がどんなに例そのものが勝手に独り歩きして、頭の中で発展していっても、その本論の筋をでんぐり返して、とんでもない反対のところにまで連想しないように、考えに考えぬいて仕組まれなければならないことである。

講演がすんで彼等が、野畑でそのテーマを反スウする時、うかんで来るのはまず具体的な例なのである。だから「例」が勝手な反対な連想にまで導くと、議論はメチャクチャなところまで勝手に発展して、後で講演者は二、三カ月後で、痛烈な見事な反対の質問を浴びることとなるのである。そして、更にこの語らんとするテーマに、一つの憶えやすい「標語化された言語」をしめくくりとしてあたえることである。人口にカイシャする流行語となるようなユーモアに富んだことばを創造すべきである。そして更に注意すべきは、持って帰らすべきテーマは四つ以上もあっては、その重量とカサで、ついでに全部取落してしまうのである。記憶というものは、たくさんの中から二、三を取上げるものではない。ある量以上になると、全部落すことが学問上でも実験ずみであるが、私もそれを再び確認した。