轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ていそうのはばとげんかい
貞操の幅と限界
「時事新報 第一九七三一号、一九七三二号」1947(昭和22)年5月1日、2日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 1,918 字 · 4 页
2
女を本当にひきずる力は、現実的な力で、女は根柢的な現実家である。
娘がヤミの女になったりするのも、肉欲的な衝動よりも、冒険とかヤケとか腹いせとか境遇とか気質的な諸要素によるのが多く、学究的に処女を失ってみようというような型まで有りうる。
処女のうちは恋人ができて、本当に好きで好きで堪らないというようになっても、好きであればあるほど肌なんか見せられない、そんな羞しいことはとてもできない、というような気持もあって、それも要するに、現実的な力にひかれることがないからでもあろう。
処女の空想や冒険心というものは非常に強力なもので、衝動的ですらあるが、同時に理想家でもあり、正義派でもあり、空想性や冒険心の強い娘さんほど、同時に理想家で、正義心も強いようだ。
女房になってしまうと、どうしてあんなに悪鬼のような現実家になるのだか、これはやむを得ぬことなのか、教養とか家庭の組織の改革でふせぎうることなのか、私は女を女房という鬼にしたくないのである。
2
貞操というものは一人の男に対して保たるべきものではない。貞操はそういう義務的なものではないのである。
処女の場合がそうで、一人の男への義務というようなものではなく、絶対的なもので、それだけにまた、一たび処女を失うとすべてを失う、あらゆる知性も純潔も一しょに失うようなことに