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じてん
辞典
戸坂 潤
「経済学大辞典 第四巻」岩波書店、1931(昭和6)年10月、「経済学大辞典 第五巻」岩波書店、1932(昭和7)年1月、「経済学大辞典 追補」岩波書店、1936(昭和11)年10月、「教育学辞典 第一巻」岩波書店、1936(昭和11)年5月、「教育学辞典 第二巻」岩波書店、1937(昭和12)年2月、「現代哲学辞典」日本評論社、1936(昭和11)年9月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 96,131 字 · 186 页
であって、自然科学的な観念連合心理学のことではない)。ディルタイの精神科学論は、その重心を、心理学の理論から次第に解釈学の理論の方へ移したように見える。かくて精神科学の基礎理論は歴史哲学としての元来の性格を愈々著しくして来たわけである。
ディルタイは所謂生の哲学の代表者としてフッセルル(E. Husserl)等の厳正科学としての哲学から批判されたが、晩年の彼はフッセルルから多くの示唆を受けたように見える。ハイデッガー(M. Heidegger)等は丁度この二人の立場を媒介する位置を占めるとも云われるであろう。ディルタイの方法から決定的な影響を受けた者の中では、シュプランガー(E. Spranger)、フリッシャイゼン・キョーラー(M. Frischeisen-K※(ダイエレシス付きO小文字)hler)、ノール(H. Nohl)、ミッシュ(G. Misch)、トゥマルキン(A. Tumarkin)等が著名である。併し元来体系を組織することに努力しなかったディルタイの哲学は通常の意味での後継者を持っていない。
論著――De principiis ethices Schleiermacheri, 1864; Leben Schleiermachers, 1870; Einleitung in die Geisteswissenschaften