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じてん
辞典
戸坂 潤
「経済学大辞典 第四巻」岩波書店、1931(昭和6)年10月、「経済学大辞典 第五巻」岩波書店、1932(昭和7)年1月、「経済学大辞典 追補」岩波書店、1936(昭和11)年10月、「教育学辞典 第一巻」岩波書店、1936(昭和11)年5月、「教育学辞典 第二巻」岩波書店、1937(昭和12)年2月、「現代哲学辞典」日本評論社、1936(昭和11)年9月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 96,131 字 · 186 页
そこで翌年彼はカントの神学の立場に立って、『あらゆる啓示の批判の試み』(Versuch einer Kritik aller Offenbarung)を書き、ケーニヒスベルクのカントを訪ね、其周旋によって匿名の下に之を出版した(一七九二年)。世人は当時之をカントの作と評判したがカント自身の言明によってフィヒテのものであることが知れ、彼の名は一時に挙った。一七九三年の第二版ではすでにラインホルト(C. L. Reinhold)からの影響が著しい。一七九三年シュルツェ(G. E. Schultze)の著『エネシデムス』に対する評論を発表し、カントとラインホルトとを弁護した。この評論はすでにフィヒテ自身の意志とは独立に、この二人の先輩の立場を踏み越えているものであって、後のフィヒテ哲学たる「知識学」の萌芽をなすものである。其後直ちに『知識学又は所謂哲学の概念に就いて』(※(ダイエレシス付きU)ber den Begriff der Wissenschaftslehre oder sogenannten Philosophie, 1793)を書き、認められてラインホルトの後を襲ってイェナ大学の教授となる。