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がいこつとうのだいぼうけん

骸骨島の大冒険

山本 周五郎

「少年少女譚海」1930(昭和5)年10月~12月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 16,922 字 · 35 页

青空文庫

今日正午頃、横須賀沖に於て春田博士発明に係る潜水艦の試験中、不思議や潜水艦は海中に行方不明となった。折も折一台の国籍不明の怪飛行艇出現して爆弾を投下し、我駆逐艦又之に応戦し遂に怪飛行艇を射落したり。

是を機会に愈々我日本は、某々敵国と戦火を交えんとす。

「まあ! ではお父様までが※(感嘆符疑問符、1-8-78)」

「とにかく警視庁へでも、電話をおかけいたしましょう、お嬢様※(感嘆符二つ、1-8-75)」

書生も度を失って、あわてながら電話室へかけこんだ。と、その時電話の鈴が烈しく鳴って、横須賀から電話が掛ってきた。

文子が出ると向うは鎮守府だと云って、今潜水艦が発見されて、博士は救助されたから、さっそく文子に自動車できて貰いたいとのことだった。

「まあ、有難いわ※(感嘆符二つ、1-8-75)」

文子は思わず跳上って叫んだ。

「お父様、助かったのよ。自動車を呼んで頂戴、私これからすぐ横須賀へ行くんだから!」

書生は、何がなんだかわけが分らないという容子で、まごまごしながら自動車を呼んだ。

「じゃあね、壮太が帰ってきたら横須賀へ来るように云って頂戴、よくって※(感嘆符疑問符、1-8-78)」