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がいこつかん
骸骨館
海野 十三
「こども朝日」朝日新聞社、1946(昭和21)年10月1日号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 7,107 字 · 15 页
と悲鳴をあげたくなるというのだった。
台風が来たので、骸骨館探検は四日ほど中休みをした。
五日目は、夕方すぎに風もおさまり、雨もあがったので、時間は少しおそくなったが、久しぶりで骸骨館探検をすることになった。骸骨係の清君、一郎君、ブウちゃん、良ちゃん、鉄ちゃんの五人は、道具などをかかえていそいそと薄ぐらい骸骨館の中へ入っていった。
五人は舞台の上へあがって、したくにかかった。
「おや、ここに乾パンの食いかけが散らばっているよ」
ブウちゃんが妙な発見をした。
「乾パン。あ、ほんとうだ。誰が持って来たの」
「ぼくたちじゃないよ。誰かほかのものだよ。でも、へんだね。誰かこんなところへ来たんだろうか」
なんだか気味のわるいことだった。
だがそのことは、骸骨館探検がはじまったので、そのまま忘れられた。
二番目の探検隊員としてトシ子ちゃんが入って来て、鉦を鳴らしたときのことだったが、思いがけないことが館内でおこった。それはトシ子ちゃんと鬼火がおどる舞台とのちょうど中間の草むらの中から、とつぜんぱっと明かるい光がさして天井を照らした。思いがけない光だった。そんな光を用意したおぼえはない。