輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
チベットりょこうき
チベット旅行記
河口 慧海
線上閱讀河口 慧海《チベット旅行記(チベットりょこうき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 531,520 字 · 1042 頁
乞食の高利貸
といって大いに罵ると、皆の者が怒って「お前のような者と一緒に帰ることは出来ない。罰が中るから」というと、「罰など中っても構わない。こんなラサのような所に生れて来ない方がありがたいのだ。実に気が晴々した。ラサに居る悪魔共が俺に罰を中てることが出来れば気が利いてる」といったそうですが、こりゃ随分罪のない男でその言うところはまた一理あります。
盗人にも三分の道理といいますけれどもこの男のは八分位の道理はあるのです。どうも貧民はラサ府では実に困難です。餓鬼の国という批評はよく中って居るです。その非常に苦しい状態は啻にこのペンバ・プンツォのみならず、ほかの貧民も乞食も皆そういうような状態に在る者が多いからして、そこでこういう事をいったのでしょう。
乞食の高利貸 もちろん乞食でもラサ府の乞食の内には高利貸をして居る奴があります。金貸をする位の乞食でもなかなかうまい物を喰わない。不味い物でも腹一ぱい喰わんで、いつでもひだるい腹を抱えつつ金を溜めて高利貸をして居る。死んだらどうするかというと、地面の中に埋めてあったところの銀貨を掘出して、其金をセラ大寺なりあるいはガンデン、レブンの二大寺の僧侶の布施金として上げてしまうのです。