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いっきゅうさん
一休さん
五十公野 清一
線上閱讀五十公野 清一《一休さん(いっきゅうさん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N5,點詞查義。
N5 · 入門 · 新字新假名 · 40,517 字 · 82 頁
十三ねん目
それをみた じくさいさんは、わらいながら、
「わたしの まけです。」
と、いって おじぎを しました。
これも さっきの もんどうと おんなじことで、一休さんが 子どもの 手に にぎられた 小とりを、
「いきて いる。」
と、いえば、にぎりころす つもり、
「しんで いる。」
と、いえば、
「ほれ、この とおり いきて いる。」
と、いきた まま だして みせる つもりに ちがいないのです。
十三ねん目
一休さんは いつか 十八さいに なっていました。すると ある日、おしょうさまが 一休さんを よんで、
「しゅうけん、おまえも いつの 間にか 十八に なりましたね。」
と、しんみりと いいました。
「ええ、おかげさまで いつか 十八に なりました。おししょうさまの もとに まいりましたのは、六つの ときで ございますから、いつの まにか 十三ねん たちました。まるで ゆめの ようです。」
と、一休さんも しんみりしました。おしょうさまは、
「ついては しゅうけん、おまえに おりいって 話したいことが あるのだがね。」
「はい、なんでしょうか?」
「じつは ね、しゅうけん、わしは もう おまえに おしえる ことが、なんにも なくなったのだ。