輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

ちょうさきかん

中井正一評論集

中井 正一

線上閱讀中井 正一《中井正一評論集(ちょうさきかん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 129,229 字 · 256 頁

青空文庫

十六世紀にいたってのウォルフの哲学でも、精神能力を分けるのにはまず、高級なものと、低級なもの、すなわち「認識能力」と「意欲能力」としたのである。ヒュームも同じように分けたのである。十八世紀にいたって、初めて三つの同じ格の群という型に分類されたのである。身分としてでなく、能力的なものを基礎として分けられたのである。テーテンスが精神能力として「感情」、「悟性」、「活動力(意志)」と名づけたのが最初で、メンデルスゾーンは、これを「認識能力」、「感覚」あるいは「同意能力(快不快の感情)」「意欲能力」として分けている。

カントは、この三分を基礎として、彼の体系を完成している。それは「身分」ではなく、「能力」として、ことに「認識能力」として確立するのである。ちょうど太陽が地球の上を廻るのではなくて、地球が太陽の周囲を廻っているのだといったコペルニクスのように、ここでは世界観の転回が起っているのである。そこでは主体ではなくて、観測するものとしての主観が現われるのである。この主観の能力が「知」、「情」、「意」と分かれるのである。

スコラ哲学では「主体に対する客体」