輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
線上閱讀江戸川 乱歩《仮面の恐怖王/電人M(かめんのきょうふおう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。
N3 · 進階 · 新字新假名 · 153,590 字 · 308 頁
電人Mあらわる
「おや、なんだろう。ヘビの目が光っているのかしら。いや、あんな大きな目のヘビがいるはずはない。それに、動物の目にしては赤すぎる。といって懐中電灯でもない、へんだなあ……。」
治郎君は勇気のある少年でしたから、外へ行って、たしかめてみる気になりました。
懐中電灯を持って、部屋を出ると、縁側からおりて、庭にまわり、木の茂みへ、近づいていきました。
チカ、チカ、チカ……、その赤い光が、ついたり、きえたりしています。
「だれだっ、そこにいるのは?」
治郎君は、そうさけんで、いきなり懐中電灯をつけて、そのへんを、照らしました。
電人Mあらわる
すると、木の茂みから、ヌーッと立ちあがったやつがあります。
治郎君はそれを見ると、ギョッとして、動けなくなってしまいました。
そいつは、おとなの一倍半もある、まっくろな、でっかいやつでした。からだは、ロボットのように、鉄かなんかでできていて、顔はガラスのようにすきとおって、恐ろしく大きく、目のところに二つの赤い光が、チカッ、チカッと、かがやいています。鼻も口もなくて、まるいガラスのようなものの中に、小さい機械が、ウジャウジャかたまっているのです。