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めいきょくけっていばん
名曲決定盤
野村 あらえびす
線上閱讀野村 あらえびす《名曲決定盤(めいきょくけっていばん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 344,837 字 · 680 頁
(ピアノ)フリイトマン
(J七七六七―七〇、傑作集一一二)
以上六曲、とりどりに優れているが、私はチャイコフスキーの『協奏曲』と、ラロの『西班牙交響曲』と、ベートーヴェンの『クロイツェル・ソナタ』と、バッハの『協奏曲第二番』を代表作として掲げようと思う。
わけてもチャイコフスキーの『協奏曲』は傑出したレコードだ。多くの人の知るごとく、この曲は最初、チャイコフスキーがアウアーにひかせるつもりで、デジケートまでしたのであるが、技巧上演奏不可能という理由でアウアーがその初演を拒絶し、久しく顧みる者もなかったのを数年後、ブロドスキーが楽譜を一見して、驚くべき魅力を発見し、進んで初演を引き受けて有名になった曲である。
この協奏曲の第一楽章が、いかに演奏困難であるかは、この逸話に尽きるだろう。現に日本における実演も、十年前までは第二楽章のカンツォネッタに止まり、全曲の演奏を聴くことが、我らの待望久しきものであったが、モギレフスキー氏が来朝当時、帝劇で演奏したのが、全曲の日本における初演だったように記憶している。
従ってこの第一楽章アレグロ・モデラートは、およそヴァイオリンの難技巧を傾け尽せるかの観があり、難曲征服のゴールとされているが、チャイコフスキーはあくまで芸術家で、一介のヴァイオリンの技巧家でなかった証拠に、この