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ちきゅうはっきょうじけん

地球発狂事件

海野 十三

線上閱讀海野 十三《地球発狂事件(ちきゅうはっきょうじけん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 86,306 字 · 173 頁

青空文庫

意外な行動

この次は、いつ来ることが許されるか。

――何?

――われわれは明日今頃にここに来たい。

――明日? 今頃?

これは始めから危ぶまれていたことであったが、相手に通じなかった。時間の単位がはっきり分からないからだ。

――われわれはここへ来る、太陽が再び上に来る頃に……。

――よろしい。分った。早く帰れ。

ウラル号は再びエンジンを廻して、早々に怪人城塞から立ち去らねばならなかった。

意外な行動

ワーナー博士たちは、その翌日、まだ疲れの取れない身体に鞭打って、再びウラル号を駆って海底の冒険に乗出した。

ところが意外なことに、昨日に引換え、今日はレーダーに怪人城塞が感じなかった。

どうしたんであろうか。

たとえレーダーに感じなくても、怪人城塞の位置は分っていたので、航海には困らなかった。

現場に近づくに従って、怪人城塞が、有るべき場所から姿を消しているのが確かとなった。

「どうしたんだろうか。怪人たちは移動したんだろうか」

「でも、われわれは動けないと、咋日滾していたようだが……」

「そうだったね。だが、たしかに見えない。早く傍まで行ってみよう」

ワーナー博士たちは不審にたえない面持ちで、ウラル号を現場へ急がせた。